危険!アルコールの過剰摂取─ワイン・お酒好きがなりやすい病気

ワイン好き、お酒好きの方はつねに病気と隣り合わせと言っていい生活をしています。

筆者も元ワインバー経営者という経歴を持っているため、大量飲酒を続けていましたが、「急性膵炎」を患ってしまいました。ここでは、アルコール依存症はじめ、さまざまな害について紹介しましょう。

すべてはここから始まる『アルコール依存症』

アルコール依存症とは、アルコールの摂取がやめられず、徐々にステージが上がっていくと幻聴・幻覚や意識障害を患う可能性がある依存症です。

ただし、大量飲酒を続けながらも依存症と診断される症状が出ない人もおり、そういった方は自分を見つめ直す機会を逃し、肝硬変や肝臓がんなどを患う可能性もあるのです。

過去には、日本酒を一晩で4升空けるという伝説を残した石原裕次郎さんは肝臓がんで死亡。あの昭和の歌姫である美空ひばりさんも、アルコール依存症に悩まされ、肝硬変と間質性肺炎を併発し、結果間質性肺炎による呼吸困難で亡くなっています。

こう有名人の名を出すと「特別な人たち」がなってしまう依存症だと思われるのですが、私たちのような一般人も関係無く陥る病です。ストレスから逃げるためなど、さまざまな要因からアルコール依存症に陥る人たちは日本にも多くいます。

自分だけは大丈夫。そういった意識は、すぐに捨てましょう。

中高年層の酒好き男性に多い病気『膵炎』

 

アルコール依存症やアルコールが要因となって起こる数々の疾病のひとつに、膵炎があります。特に、若い頃からお酒が大好きで日々大量飲酒を行ってきたような方が、中高年になった頃に発症することが多い病です。

冒頭でも伝えましたが、その膵炎に陥ったのが私です。あのお笑いコンビのチュートリアルの福田さんが、急性膵炎になり激やせしてしまったことで話題なりましたが、彼は飲みだしたら記憶が無くなるまで飲まないと気がすまない生活をしていたそうです。

膵炎とは、膵液が膵臓内に逆流してしまい、それによって炎症がおきてしまうものです。治療法は絶食ほか無く、水すら許されない状態なのです。

私も彼同様に1週間のマズ喰わず、流動食は10日後。実は、ほかにもお笑いコンビ中川家の剛さんもなっています。特殊な例を覗き、暴飲暴食を続けることが強い誘因と言われており、私も若い頃からお酒でやんちゃし、続けてしまったツケがまわってきたと思います。みなさんも注意が必要です。

自覚症状が出にくいからこそ注意『肝硬変』

さて、アルコールによる肝臓の病気と言えば、肝硬変でしょう。この肝硬変なのですが、自覚症状が出にくいことで知られており、だからこそ肝硬変の治療が遅れてしまうことが多いのです。

肝硬変は、アルコール性肝臓病のひとつと言われており、まず脂肪肝という状態がスタートです。

飲み過ぎによる影響で脂肪肝となり、次にアルコール性肝炎へと続きます。症状には腹痛や発熱、さらに黄疸などが現れます。

ここまで来てしまう方は、ほとんどアルコール依存症となっている状態で、本格的な治療が絶対に必要です。

しかし、アルコール依存症の改善は断酒以外に今のところ手が無いと言われています。このステージを我慢できず、さらに飲み続けると肝硬変に突入してしまいます。

日本酒を約7合、日常的におよそ10年以上飲み続けた場合20%、15年で50%の確立で発生すると言われています。

最悪、吐血や黄疸などの症状があらわれますし、最悪の事態も想像しておかなければなりません。

さらに、肝硬変は治らない病とすら言われています。しかし、近年では断酒によって改善されたという報告もあるので、仮にアルコール性肝炎におかされたとしても、諦めずに戦うことが重要です。

アルコールによる病気の予防は休肝日を設ける事が効果的

アルコール依存症に陥る人たちの共通点は毎日飲まずにはいられず、飲みだしたら大量飲酒をしてしまう、ということが挙げられます。

アルコールによる病気を予防するためには、まず週に1度でも休肝日を手掛けることをおすすめします。

慢性的にアルコールが体内にあり、さらにその状態を長期的に続けることでさまざまな症状が発症し始めます。

また、お酒を飲む時にはしっかりと同量の水を飲む、日常的に量を減らす、飲まなくても平気なことに慣れる、ということです。

一度、依存症になってしまうと、自分の意志ではコントロールは不可能に近く、専門治療が必要となります。飲むか飲まないか、自己判断できる状態の今だからこそ、しっかりと将来の自分のことを考えた行動を選択してみましょう。